数値改善する際の優先順位はどのように決めていくべきか

カテゴリー: コンバージョン タグ: パーマリンク

リスティング広告は広告配信結果が数値として全てあらわれ、その数値に対して施策をしていく事で改善する事が出来る広告です。

それぞれ出てくる数値には改善する施策/対策が決まっているので、きちんとその数値と向き合い施策をする事で数値を改善し、さらに成果をあげていくことが出来ます。

その施策についてですが、原因に対して数値の改善をしようと思ったときに、その施策の候補が複数出てくるというのはよくあることで、どういった施策をしていくのが良いか迷う事がありますよね。

例えば「コンバージョン数をもっと増やしたい」と思った時に、打つべき具体的な施策の一例として以下のような事が考えられます。

・コンバージョンになっているキーワードの表示回数を増やす。
・コンバージョンになっているキーワードのクリック率を上げる。
・コンバージョン率を上げる。
・コンバージョンになっていないキーワードを出稿停止し、その広告費をコンバージョンになっているキーワードにまわす。
・コンバージョンが発生している時間帯、曜日、地域に絞る。
・広告の予算全体を増やす。
・コンバージョンが獲得出来そうなキーワードを追加する。
など。

このように改善の施策を考えた場合、どれから手をつけていったら良いか判断出来なくなる事もあるかもしれません。

様々な状況、事情により優先順位は変わってくるかもしれませんが、基本的には「改善しやすく、改善する事で効果が高くなると思われる部分」から手をつけていく方法が良いと思います。

例えばコンバージョンキーワードのクリック率が0.1%以下というように平均的な水準以下の場合、まずはそのクリック率の改善から手をつけていくとか、時間帯、曜日、地域などでコンバージョンに差が出ている場合にはそこに予算を集中することも簡単と言えば簡単ですよね。

ただ注意しなくてはいけないのは、「改善する事できちんと効果を上げることができる部分」という事です。

今まで完全一致で入札していたコンバージョンキーワードを、表示回数を増やすためという名目で部分一致にしたとしたら、コンバージョン率が著しく下がってしまったなんてことは十分考えられることです。

その施策をする事による結果を予測して、改善する事で効果が高くなると思われる部分、そして改善しやすい部分から手を付けていきましょう。

もちろん上記の施策の中で一つだけに絞るのではなく、複数同時に行うこともOKですが、あまりあれもこれもとやりすぎると、何をしたことで数値が改善できたかわからなくなる恐れがあるので、それは出来る事なら避けたいですよね。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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