うまくいったときほど次の一手を考える

カテゴリー: リスティング広告運用の考え方 タグ: パーマリンク

リスティング広告は全て数値が結果として出てきます。

やり方にもよるのかもしれませんが、通常はリスティング広告を運用する前に月間のコンバージョン獲得数だったり、1件あたりの獲得コストだったりと、目標値を決めてから運用するのだと思います。

もちろんこれは目標値なので、運用を始めた後に、目標値を下回ってしまった結果が出たという場合には、その目標値を達成するために、施策を考えて実行していきますよね。

その一方でリスティング広告を始めてみて想定よりも良い結果が出たというケースもあると思います。

リスティング広告の運用開始直後である最初の段階で目標値をクリアした、または数ヶ月運用をして目標値をクリアしたから、とりあえずはそのままで……、となってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、それがベストの方法だとは限りません。

もし、目標値をクリアしていても、よりパフォーマンスを引き出せるのであれば、さらに最適化していったほうがより多くのコンバージョンを獲得出来る事になりますし、費用対効果も高くなり、さらに効率の良い運用が出来るようになる可能性があります。

さらに、月間の広告予算や1件あたりの獲得コストに余裕が出来てくれば、新しい切り口での集客を試していくことが出来るので、将来的なコンバージョンの裾野を広げる事にも繋がります。

今、展開しているキャンペーンの調子が良いからといって、これからもずっとそのまま良い調子を継続出来るかというと、その保証はどこにもありません。

競合他社の出方によって、自社のリスティング広告のパフォーマンスが下がる事もありますし、狙っているキーワードの検索数が下がれば、それに合わせてコンバージョン数が下がっていくという事も考えられますし、トレンドが変わることでコンバージョン率が下がるという事も十分に考えられます。

そうなってから対策を考えるのではなく、もし、今運用しているリスティング広告の予算に余裕があるならば、新しい切り口をどんどん試していき、柱となるキャンペーンを育てていくという事も考えながら運用していくと、想定外のパフォーマンス低下を招いたときにも対応出来るのではないかと思います。

先のことをいろいろと考えていく事は大切ですが、もちろん、元々の目標値をクリアしていない段階では、まずは目先の目標をクリアすることに力を注いでいかなければいけません。

また、目標値をクリアしているのであれば、ほかの切り口など試さずに経費削減として、”余分となった広告費を削る”というのも広告主としては、考えの一つなのかもしれません。

ですが、今の調子の良い状態が今後も続くとは限りませんので、中、長期的にリスティング広告で集客や販売をおこなっていきたいと考えているならば、上記のことも少しだけ考えておいたほうが良いと思います。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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