競合調査をするときのポイント

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少し前であれば、キーワード検索をした時に自社の広告だけしか出てこない、という状況もありましたが、今ではほとんどの検索で自社の広告と同時に競合他社の広告が表示されるようになっていますよね。

それだけリスティング広告を出稿する広告主の数が増えているという事が言えるのだと思いますが、検索するユーザーはブランドネームで検索をしてきた時以外は、複数ある広告や自然検索結果の部分を見てクリックするかしないかを判断します。

もちろん、何か商品を購入しようと思っている時、サービスを導入しようと思っている時には、その広告文だけではなく広告をクリックした先のウェブサイトの内容を比較検討し、購入したり、お問い合わせをしたりというアクションを起こします。

そのため、リスティング広告では出稿する際に、または改善する時、もっとパフォーマンスを上げていきたい時などに、同じような商品やサービスを提供している他社が、それを売るためにどのような伝え方をしているのか、という競合調査をしていく事が大切ですよね。

この競合調査ですが、リスティング広告で出している広告文はもちろんですが、先程も書いたように広告文だけで物が売れたりお問い合わせが来たりするわけではありませんので、広告のリンク先ページ、ウェブサイトの内容も合わせて見る必要があります。

ただ、伝えている内容の細かい部分や、ウェブサイトの雰囲気、色や形などなど、細かな所まで調べるに越したことはありませんが、やりだしたらキリがないので、競合調査をする時に最低限抑えておきたいポイントとして3点、ご紹介したいと思います。

■競合調査をする時に最低限抑えておきたい3つのポイント
・何を訴求ポイントにしているのか?
・ターゲットは誰なのか?
・どのように伝えているのか?

「何を訴求ポイントにしているのか?」とは、その広告を出稿している広告主が強みとして感じている部分になるのだと思います。

他社よりも優れているところはココだ!と思っている部分の事です。

「ターゲットは誰なのか?」とは、例えば、同じような商品を探しているユーザーであったとしても、価格重視で探しているユーザーもいれば、性能重視で探しているユーザーやアフターフォロー(安心感)を重視して探しているユーザーもいます。

それぞれ、同じものを売る競合他社であったとしても、「その中の主に誰に売りたいのか」が違う場合が多いので、その広告主が誰を向いて商売しているのかを確認する必要があります。

「どのように伝えているのか?」は自社の強みをターゲットに対してどのようなメッセージを送っているのか、という所を確認する事です。

仮に強みとして感じている部分やターゲットが全く同じだと思われる競合他社がいた場合、この伝え方の工夫次第で競合他社に打ち勝つ事が出来ると思います。

以上、最低限抑えておきたい競合調査のポイントを3つ挙げてみました。

競合調査の内容に関して、上記の3点はあくまでも「最低限確認しなければいけない部分」として、実際にはこの他にも比較する項目を出して、自社のものと比較し伝え方を考えていきます。

扱っている商材やサービスによって競合調査をする項目は変わってくると思いますので、色々と比較する項目を出してみると、新たな発見があるかもしれませんよ。

最後に、競合調査をした結果、「他社との違いが出せていない!差別化を図らなければ!」という結論に至り、よそでは訴求していない部分を強みとして打ち出そうとする方がいらっしゃいます。

その考え方が全て間違っているとは言いませんが、ニーズが無いものは売れませんからね、差別化する時には、あくまでも「ターゲットユーザーが求めているものなのか?」をきちんと冷静に再確認する事も必要なんだと思います。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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