リスティング広告はターゲット中心に考える
リスティング広告に限らず、広告を出稿する際には「ターゲットをきちんと選定出来ているのかどうか」というのが大変重要になりますよね。
リスティング広告でも、広告のリンク先ページをどこにするのか、どんな内容・構成にするのかを決める段階から、そのリンク先ページの効果を測定する際にも、何かしらの改善をしていく際にも、”きちんとターゲットユーザーを誘導出来ている”という事が前提となります。
なので、ターゲットをきちんと選定するという事はリスティング広告の成否はもちろん、万が一失敗してしまった時の改善内容にも影響してくることなので、しっかりと慎重に設定していく必要があります。
リスティング広告でターゲットを選定についての作業は主に2つあります。
1つ目は、「ターゲットを想定する」という事。
想定しているユーザーが、そもそも自社の商品やサービスを求めていないようなユーザーであったなら、そこからどんなに集客してもコンバージョンが獲得出来ませんし売り上げにも繋がりません。
想定したターゲットユーザーが、「自社にとって本当にお客様になるのかどうか」という点から、ターゲットユーザーを検証していく必要があります。
このターゲットを想定するという作業、自分一人では間違った設定をしてしまう事もありますので、複数の人たちとディスカッションしながらターゲットユーザー像をブラッシュアップして作り上げていくと良いかもしれません。
2つ目は、「ターゲットユーザーに訪問してもらうためにきちんと設定をする」という事。
ターゲットユーザーの想定はバッチリ決まっていても、そのユーザーを取り込むことが出来なければ意味がありません。
広告の配信地域や配信時間、デバイスはもちろんのこと、キーワード選定や広告文での誘導がきちんと出来るような設定をしているのかどうか、という点を意識したアカウント作りをしていく必要があります。
この2つのターゲット選定の作業について、最初からバッチリと決めるに越したことはありませんが、そうならない場合も多々あります。
最初のターゲットの想定が間違っていたとか、ウェブサイトへの誘導が出来ていなかったとか、そういった事は起こり得ますので、起こってしまった(気付いた)時にはすぐに改善をしていくなど、柔軟に対応する事もリスティング広告を運用していく上では、とても大切なことだと思います。
最初にも書きましたが、リスティング広告を成功させるためには「きちんとしたターゲット選定」は必須です。
今のままで良いのか、定期的に見直すとともに、もしリスティング広告で成果を上げられていないというのであれば、まずはターゲットの想定や設定を見直すという事をやっていくと、その原因をすぐに突き止められるかもしれません。
株式会社アイエムシー 大塚雅智