理由もきちんと伝えていく
リスティング広告は競合他社と比較検討されやすい広告媒体ですので、他社との差別化というのが非常に大切ですよね。
他社との違いを見せることで、狙っているターゲットユーザーを呼び込む事にもなりますし、自社の商品やサービスを選びやすくする事にも繋がります。
価格で勝負するところもあれば、サービス内容で勝負するところ、または「簡単」とか「手軽」とかで勝負するところもあると思います。
もちろん、それぞれに特長があって良いのだと思いますが、価格で他社と勝負する時や簡単、手軽という言葉で他社と差別化を図る場合、それにプラスして「信頼性」という面も意識していったほうがよいと思います。
ネットで取引する場合、「信用」とか「信頼性」というのは、売り手が思っている以上に買い手は気にしているものです。
価格が安かったり、簡単、手軽だというものであれば、尚更、「きちんとしたサービスを受けることが出来るのだろうか?」、「商品はきちんと送られてくるのだろうか?」と、サービス、商品そのものや、その会社に対して大丈夫かなぁ?と思ってしまいます。
安さや簡単さ、手軽さをランディングページで表現した場合、どうしてもチープな感じになってしまいがちで、中には胡散臭そうな感じになってしまっているものもあります。
そういった見せ方が悪いというわけではありませんが、そういったデザインが元で、ターゲットを不安にし、コンバージョンを逃してしまっていたとしたら、とてももったいないことですよね。
文言や伝え方でも同じことが言えます。
「安い!安い!」と連呼しているだけよりも、その安さの理由が書いてあったほうが安心することが出来ますし、簡単さや手軽さでも同じですよね。
こういった「信用」や「信頼性」という面について、自分が個人的に、プライベートで買い物をするときなんかは、「まぁ、失敗してしまったらしょうがない」という気持ちになれるかもしれませんが、会社で上司に頼まれて業者を選定しサービスを利用するという場合なんかだと、事情がかなり変わってきます。
会社でサービスを導入しようとした場合、その発注者はミスすることを恐れます。
もし何かミスがあったら、自分の評価を落とすことにもなりますし、そのサービスの導入が失敗することで事業の進み具合にも影響が出てくる恐れがありますので、いくら安かろうが、信用がないところへは簡単に発注することができません。
現在、広告を出している方は、BtoBはもちろんBtoCであっても、一度、自社のウェブサイトを「信用」とか「信頼性」という面で見返してみると、今まで気がつかなかった改善点などが見えてきますし、その改善が信頼につながり、ひいてはコンバージョン数を増やすことにつながるかもしれませんね。
株式会社アイエムシー 大塚雅智