競合他社含めて訴求点を整理して広告文を作る
リスティング広告は比較検討される広告ですが、広告文はもちろんの事ランディングページに書かれている事、サービス内容も料金も全て比較し、購入しようかどうかと、ユーザーからすると検討しやすい広告媒体です。
その中でも、まず一番最初に比較されるのは、検索行動のあとに出てくる「広告文」なので、広告文を作る際には競合他社の広告文を確認して、広告文作りをしなければいけません。
という事で、実際にどのように確認し、どういう部分を見ていくのかというところをご紹介します。
まず出稿を検討しているメインとなるキーワードを検索し、競合他社の広告文を見ていきます。
業種業態、商材によって違いはあると思いますが、多数の競合他社の広告文が出てくる場合、訴求ポイントごとに分類し傾向を調査します。
例)
・費用面を訴求→安い、定額
・安心面を訴求→確実、実績
・スピード感を訴求→スピード対応、早く、その場で、駅○分
その後、改めて自社の提供している商品、サービスを見直した上で、以下の点を整理します。
・競合他社が言っていない別の訴求ポイントがあるかどうか
・訴求ポイントが同じであっても、競合他社よりも勝っている点があるかどうか
もし競合他社が伝えていない訴求ポイントがあるのであれば、そこは広告文として差別化を図ることが出来ますし、競合他社よりも勝っている部分があるのであれば、そこを前面に出した広告文にすれば選ばれる要因となりますよね。
ただ、上記のように広告文を作っていくにあたって本当に注意しなければいけないのは「顧客目線を忘れない事」です。
他社と違うところ、差別化できるところにばかり注目するあまり、顧客の気持ちを忘れてしまうという事がないようにしなければいけません。
仮に費用面で競合他社を圧倒する事ができたとしても、ただ安いだけでは成約に結びつかないケースもあります。
自社の商品、サービスを見直す時に、「そもそも自社の商品、サービスはどのような状況で、どんな心理状態の時に検索されるのか」も合わせて再確認し、ユーザーニーズも合わせて広告文に反映させていかなければいけないと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智