購買意欲の高いユーザーを狙っていく
リスティング広告の重要な要素の一つとしてキーワード選定があります。
リスティング広告はユーザーがキーワード検索をして、その検索結果の画面に出てくる広告なので、ターゲットとして考えているユーザーの検索しそうなキーワードを想像しそのキーワードを入札する事で、先回りして広告を用意しておくようなイメージの広告です。
なので、このキーワードを選ぶ事がリスティング広告を成功させるための第一歩とも言える作業になると思います。
このキーワードを選定する際、自社の商品やサービスに関連するキーワードはどんなものだろうかと想像して色々と出していったり掛け合わせていったりすると思いますが、この時にユーザーの気持ちの段階を考えてキーワード選定をしていくとコンバージョンに結びつきやすいキーワードに絞る事が出来るかもしれません。
要は、ただ関連するワードを出していく……という意識で選定するのではなく、「購買意欲の高いユーザーが検索をするものはどういうキーワードなのか?」という所を意識したキーワード選定をすると、自社の商品やサービスへの購買に近いユーザーからのアクセスが集められるかもしれません。
リスティング広告の戦略にもよって変わると思いますので必ずしも狙いうちするようなキーワード選定が良いわけではありませんし、キーワード選定が良いというだけでリスティング広告が成功するというわけでもありませんが、リスティング広告を初めて導入する際や、あまりコンバージョンの数が現状獲れていない場合などは「購買意欲の高いユーザーとは?」という所を意識し、買ってもらえる確率の高いキーワード選びをおこない、ターゲットユーザーを狙い撃ちする事が出来れば成果も変わってくるかもしれませんね。
特にコンバージョンが1件も獲得できていない状況で、「まずは1件、コンバージョン獲得する!」という目的の元、キーワード選定から見直すのであれば、購買意欲の高いユーザーへ狙いを絞っていく方がよいと思います。
購買意欲の高いユーザーを狙い撃ちするためのキーワード選定を行う際、どういったキーワードからのユーザーが購買意欲が高いのかというのはテストしてみなくてはわからない部分もありますが、自分がインターネットで、何か商品を買う時や何かサービスを導入しようと思った時にどういった検索行動をするのかを一度振り返ってみるとそこにヒントがあるかもしれません。
キーワードを選定したあとは、先程も書いたようにコンバージョンを獲得するためには、キーワード選定だけでは不十分ですよね。
そのキーワードに合わせた広告文・・・、というよりも(同じことかもしれませんが)その「ユーザーに合わせた広告文」やそのユーザーが訪問した時にその期待に応えられる「広告のリンク先ページ(ランディングページ)」も用意する必要がありますよね。
的確なキーワード選定、そのキーワードに合わせた広告文とランディングページ、というように一貫性が高ければ高いほど、数が獲れるかわかりませんがコンバージョン率(CVR)は高くなるのではないかと思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智