ウェブサイトの改善はあくまでもターゲットが流入していることが前提
リスティング広告をより効果的に運用するためには、ランディングページを含むウェブサイトの改善も考えていかなくてはいけません。
ウェブサイトをより使いやすい、情報の整理されたものに変更することで、コンバージョン率の改善を見込むことが出来ますので、広告の費用対効果を上げるための手段として有効な方法の一つです。
このウェブサイトの改善をしていくとき、例えば、まずランディングページの直帰率はどれくらいなのか、下層ページへの遷移はどれくらいなのか、お問い合わせフォームやカートへの遷移はどれくらいなのか、その後お問い合わせ完了や購入完了といったコンバージョンページへの遷移はどれくらいなのか……というように、アクセス解析の数値を一通り出してみて、どこがボトルネックとなっているのか確認し改善策を考えていきますが、これはあくまでもターゲットが流入していることを前提とした中での施策です。
なので「そもそも流入しているユーザーはターゲットなのか」という所を今一度確認し、検証する必要があります。
確認、検証する方法としては、様々あると思いますが主に以下の2つ、
・本当にターゲットが検索してきたキーワードなのか
・メッセージの伝え方が間違っていないか
という点を確認していきます。
本当にターゲットが検索してきたキーワードなのか、というところは検索クエリ、検索語句レポートで確認します。
キーワードを完全一致以外で設定している場合、こちらが意図としていないキーワードからの流入が少なからず発生してしまうので、そういった意図としていないキーワードからの流入がないかどうかを確認し、そういったキーワードがあるようであれば適宜対応していかなくてはいけません。
メッセージの伝え方が間違っていないか、という点は広告文になります。
大げさな表現、釣るような表現をしていないかどうか、あってはいけない事ですがウソを書いていないか、ランディングページの内容とかけ離れていないかどうか、というように確認していく事が大切です。
上記2つのことを実行するにあたり共通して言える事は「きちんとターゲットを理解しているかどうか」という点です。
ここをあいまいにしていると、リスティング広告からの流入の改善部分もウェブサイトの改善も進まなかったり、見当違いになる恐れがあるので、きちんとターゲットを理解し把握することが大切だと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智