「レスポンスの速さが商談を左右する」お問い合わせ対応の重要性とは？

公開日: 2024年10月23日 大塚　雅智

経営者: 広告からのお問い合わせは増えているんですけど、なかなか成約に繋がらなくて…。広告運用がうまくいってないんですかね？

広告担当者: 実は、広告はしっかり機能しているんです。でも、成約に繋がらない理由として「レスポンスの速さ」が関係しているかもしれません。お問い合わせが来た際、どれくらいのスピードで対応していますか？

経営者: 正直、すぐには返事していません。「すぐに返事をすると暇な会社だと思われるんじゃないか」って心配なんですよね。忙しいほうが信頼されると思うので…。

広告担当者: 実は、それは誤解です。早いレスポンスは、お客様に「この会社は信頼できる」と感じてもらうために重要です。逆に、対応が遅いとお客様のテンションが下がり、他社に流れてしまうリスクが高いんですよ。

なぜレスポンスの速さが重要なのか？

リスティング広告でお客様を集めることに成功しても、対応が遅れてしまうと、せっかくの商談チャンスを逃してしまう可能性があります。お客様が問い合わせフォームに入力し、送信ボタンを押すという行動には、それなりの労力や期待が込められています。そのため、お客様が持っている高い関心や期待に、タイミングよく対応することが大切です。

もし、問い合わせ直後に迅速な返答がなければ、他社に興味を移したり、購入意欲が薄れてしまうことも少なくありません。特に、複数の会社に同時に問い合わせをしている場合、早く対応した会社に商談のチャンスを奪われてしまうことがよくあります。

レスポンスが遅れるとどうなるか？

お問い合わせをしたお客様は、すぐに返信が来ることを期待しています。レスポンスが遅いと「この会社は対応が遅いのかな？」と疑念を抱き、他の会社に目移りする可能性があります。逆に、迅速な対応を受けると「この会社はしっかり対応してくれる」と好印象を与え、信頼感が生まれます。

一方で、返事が遅れるとその興味や関心が冷めてしまうだけでなく、対応が悪いと感じられるリスクも高くなります。

よくある誤解：すぐに返事をすると「がっついている」と思われる？

以前、あるお客様が「すぐに返事をすると暇な会社に見られるんじゃないか」と心配されていました。しかし、実際にはそのように感じるお客様はほとんどいません。むしろ、早いレスポンスこそが「この会社はしっかりしている」「信頼できる」という印象を与え、他社との差別化にも繋がります。

さらに、レスポンスが早いことで「仕事が速い」というプラスの印象を与え、商談や成約がスムーズに進む可能性が高まります。逆に、対応が遅れるとお客様にとっては「この会社は信頼できないのかな？」と不安が募り、他社に流れてしまうリスクが生じます。

まとめ：広告効果を最大化するために

広告からのリードを商談や成約に繋げるためには、レスポンスの速さが非常に重要です。リスティング広告の効果を最大限に引き出すためには、お問い合わせが来た時に迅速に対応し、お客様の「今すぐ知りたい！」という気持ちをつかむことがカギとなります。

広告代理店の乗り換えを検討しているなら、広告の運用力だけでなく、こうした迅速なレスポンスがしっかりできるかどうかも重要な判断材料になります。商談成立や成約率を高めるために、今一度、問い合わせへの対応スピードを見直してみてはいかがでしょうか？