何もしなければ何も変わらない
公開日: 2012年11月7日
どんな事でもそうだと思いますが、リスティング広告を運用していてよく思う事があります。当たり前のことかもしれませんが「何もしなければ何も変わらないよ」という事。
リスティング広告を運用して出てくる数値というのは、もちろん競合他社の状況の変化や季節要因などで、何もしなくても変わることもあると思いますが、基本的には何もしなければ数字は変わりません。
予想していたパフォーマンスと、実際に運用してみたパフォーマンスが違う場合、特に予想よりも悪い結果が出ている場合に「なんでだーー！」と思うことが多々あり、「なんでだ？なんでだ？」と少しテンパりながら色々と考えて、様々な可能性と施策を出しますが、候補がたくさんある・・・、この場合どこから手を付けていけばいいのだろう・・・、優先順位をつけていかなければ・・・、などと、本当に色々と考えているとなんだかよく分からなくなってきます。
「この施策をすると、ここは改善するかもしれないけど、ここが悪くなるな・・・」とどの施策も「帯に短し襷に流し」というような思考になってしまい、一人心の中で葛藤し続けた結果、頭の中が麻痺してしまい呆然とする・・・。
そういうときには少し冷静になって「ここで何もしなければ、何も変わらないんだよ」と自分に言い聞かせるようにします。
何もしなければ、パフォーマンスは変わらずに悪いままですし、もし新たな施策をおこなった結果が、また良い方向に行かなかったとしても「これはダメだったな」という経験は残っていくのでマイナスにはならないと、プラスに考えるようにしています。
リスティング広告を「面白い」と言ってしまったら不謹慎に感じられる人もいるかもしれませんが、逆に自分で手を加えた結果、数値が良い方向に改善されたときの快感というのは実際に運用している人にしかわからない感情ですよね。そういう時、本当に「面白いな」と感じます。
それはこういった苦しみがあるからこそ感じられるのかもしれませんね。
パフォーマンスが良くないとき、あたり前ですが祈るだけでは数字は良くなりません。
リスティング広告の運用も調子の良い時期、悪い時期が必ずあるので、パフォーマンスが悪いなと感じたら、まずは改善施策を考えるのと同時にアカウントに手を付けていきましょう。
日々の積み重ねなくして成功はあり得ませんからね。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
