サイトへの流入は数より質
リスティング広告をまだ運用されていない方やお試しで少し運用したという方は、リスティング広告を導入する事で「自社のウェブサイトへたくさんのアクセスを集める事ができる」というように考えている方が多くいらっしゃいます。
その事自体、間違いだというわけではありませんが、リスティング広告を「アクセス数が増やすため」と考えてしまうと目的が少しブレてきてしまいますし、アクセス数を増やすためであれば、例えばFacebookのようなソーシャルメディアでもいい気がします。
リスティング広告で大事なことはアクセスの「数」ではなく、アクセスの「質」です。
リスティング広告の本質は「アクセス数を増やす」というのではなく、「質の良いアクセスを増やす事が出来る」ということです。
やり方次第ですが自社に都合がいい質の良いアクセスを増やすためには、リスティング広告が一番効率良くて、簡単な方法なのではないかと思います。
その「質の良い」アクセスを増やしていくポイントとしては「キーワード選び」と「広告文」が非常に重要です。
リスティング広告はキーワード広告と言われるくらいなので、キーワード選びが重要な事くらいわかると思いますが、より良いアクセスを集めるためのキーワードはどういったものなのか、という部分を意識しながら選定していかなくてはいけません。
また、やってみなければ分からないという部分もありますので、キーワード選定や取捨選択する際にはコンバージョン数やコンバージョン率(CVR)、1件あたりの獲得コスト(CPA)を見る事はもちろん、アクセス解析の数値なども参考にしながら、どういったキーワードが自社サイトとの相性が良いかも見ていく必要があります。
広告文ではキーワードで分けることが出来なかったターゲットの選別をする事が出来ます。
自社の商品やサービスに近い、コンバージョンしやすいユーザーとは具体的にどういう人なのか?という所から広告文作りをおこなっていくと、より質の良いアクセスを集めていけるのではないかと思います。
リスティング広告の運用を行う上で、アクセス数に注目するのではなく、キーワード選びも広告文作りも「アクセスの質」という部分を意識して施策をしていく事が効率の良い集客の第一歩になると思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智