リスティング広告に向いている業種向いていない業種
リスティング広告のご相談をいただいたときなど、よく聞かれる質問の一つに「リスティング広告に合う業種とか合わない業種とかありますか?」という質問をいただくことがあります。
こういった質問は本当に回答に困ってしまいますが、考え方にもよると思いますが結論から言うとどんな業種、業態でもリスティング広告を導入して損はないと思います。
もちろん金銭的な部分だけ着眼し、短期的に見ると損をするということもあるかもしれませんし、広告という部分で見たら他媒体のほうが費用対効果が良かったということもあると思いますが、リスティング広告にはお金を払ってでも欲しいと思えるマーケティングデータが得られるという利点があります。
自社内で商品やサービスについて「ここが強みだ!」と思っていたのに、実際のユーザーにはあまり反応が良くなかったとか、逆に「ユーザーはこういうものに興味があるのか」という事がわかる事もありますので、そういったところからわかるユーザーへのメッセージはリスティング広告やウェブマーケティングに限らず様々な場面で使えると思います。
どのキーワードだと反応が良いのか、悪いのかという所も見ていく事が出来ますし、アクセス解析の数値と組み合わせることでターゲットユーザーの活動している時間や曜日など、本当に様々なデータを取っていく事が出来ます。
また自社でリスティング広告を出す事で、競合他社がどういったメッセージをユーザーに伝えようとしているのかという事も見えてきます。
ただ一番の利点はやはり「インターネットユーザーに対して確実に簡単に訴求していく事が出来る」という点です。
リスティング広告をやらなくても何かしらの広告、宣伝や営業活動はしていくと思います。そういった他の広告媒体や他のマーケティング活動では訴求出来ないインターネットユーザーへ確実に簡単に訴求していく事が出来るのがリスティング広告だと思います。
ただ、言ってもリスティング広告はあくまでも「広告」ですので費用対効果を考えて、広告費として払った費用以上のリターンを得ていかなくてはいけません。
商品単価の低いものや認知の低い商品やサービスなど、単月で利益を出す事が難しい事もありますよね。
結果に対してもスピードが求められるリスティング広告ですが、はじめにうまくいかなかったとしても、アカウントの改善施策を繰り返す事で費用対効果を改善していく事は可能ですし、そこがリスティング広告の醍醐味と言っても過言ではないと思いますので、長い目で自社アカウントを作っていく事も時には必要かもしれませんね。
株式会社アイエムシー 大塚雅智